かなしみ

snowdays2005-04-26

かなしみがいちばん優位な感情であるとは思ったりはしないけれど
でもいちばんどうにもできないものであることは確かだ。
生きていくということは、いろんな感情に向きあうことであり、
そういうことが生きていく、というリアルなのなのだろう。
否応無しに訪れたりするものなのだろう。
かなしみのその先には、何があるのだろう。
こんなにも感じるリアルを、どううけとめたらいいのだろう。
それは逃避ではなく。

神様は平等に時間を与えてはくれないのだろうか。
生まれ育った土地で、同じときに同じ事を考えて
一緒に泣き笑い、そして語り合った。
彼女と過ごした思春期の数年間は、まるでぱあっと花が咲いたかのように
いきいきと明るく著しくみんなで一緒に成長していったときだ。
音楽の話をたくさんした。芝居もした。いつも笑っていた。

もう5年くらい会っていないかもしれない。
ほんの一部しか知らないのかもしれないけれど。
でもきっとすぐにでもそんなのひょいと飛び越えてしまうような
そんな何かがそこにはあったんだ。
つながってこれたのは、核の部分で一緒だったからなのだと思う。
やりたいことに忠実であり、なによりも個性的でかっこよかった。
きっとひそかにあこがれていたんだ。

くりくりのアフロにしていたらしく、ハワイでアフロ全開で笑ってる
写真があった。そういうはじけたところが痛快で好きなんだ。

ずっとかんがえています。あれからずっと。
何の罪もなく、一瞬にして不意に奪われてしまうことの怖さ、やりきれなさ。
もう誰の手も届かないところにいるのです。ほんとうに?
またつながって何かおもしろいことなるかもって
思ってたところだったのです。

かなしみを越えることなんてそんなのできっこないよ。
どんなことだって一粒の涙がとけていないことはないんだ。

でも かなしみが何かを動かして
君の好きだったもの、君の大切にしていたものを
もっともっと輝かせることができるのであれば
小さな祈りとともに・・・

君に聴いてほしかった歌をきょう届けに行ったんだけど
気に入ってもらえたのかな

ぶくぶくぶくさいだぁーみたいに
はじける君とのブルース!

なんちゃって


くりくりした毛の
かわいい真っ白い犬が
帰ってほしくなさそうに
していたよ。



笑っているところ
うかんできます





rica